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八王子 文化

公開日:2025.10.23

在ドイツ日本大使、来王
肥沼医師を称える活動で

  • 顕彰碑の前に立つ志野大使(左)と塚本代表

 「Dr.肥沼の偉業を後世に伝える会」(塚本回子代表)の活動がドイツの日本大使に届いた。在ドイツ日本国大使館で特命全権大使を務める志野光子さんが10月10日、八王子市を訪れた。

 志野大使は初宿和夫市長を訪ねた後、中町公園にある顕彰碑を訪れ、まちなか休憩所で上映されている紹介動画などを同会メンバーらの案内で見学した。

 肥沼信次医師は八王子市中町出身。第二次大戦後のドイツで自らの命を顧みず感染症治療に尽力。多くの命を救ったが自らも感染し「日本の桜を見たい」と言い残し、37歳で亡くなった。その功績を称え、ヴリーツェン市の名誉市民として現地で語り継がれている。

 志野大使は「市民の方々が大切にしていることが伝わった。ドイツでも外国人排斥の雰囲気が強くなってきているが、命を助けた日本人がいたということが信頼関係の礎になっている部分があるように感じる。今後も、両市で大切にしていければ」と話した。また、塚本代表は「大使が来てくださるなんてなかなかない。とても光栄。市民活動に関心を持ってくれてありがたい」と来訪に感謝を示した。

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