八王子 教育
公開日:2025.12.07
戦後80年
浅川地下壕の今を考える
八王子・昭和史の会が講演会
昭和期の八王子の歴史的事象を記録し、後世に伝えることを目的に活動している八王子・昭和史の会(齊藤勉代表)が12月13日(土)、「戦後80年に浅川地下壕の今を考える 〜ブックレット浅川地下壕を刊行して〜」と題した講演会を開催する。東町の八王子市生涯学習センター(クリエイトホール)11階視聴覚室で、午後2時から4時まで。
浅川地下壕はJR高尾駅南側の高尾町と初沢町の山稜のすそ野に今も残る、都内最大級の戦争遺跡。戦時中に戦闘機を造っていた中島飛行機の疎開工場で、飛行機のエンジンを製造していた。坑道の総延長は約10キロメートルにも及ぶ。
講演会は、齊藤代表が今夏に刊行したブックレット『浅川地下壕』をもとに、浅川地下壕についてより多くの人に知ってもらおうと企画したもの。齊藤代表は「これまで地元は浅川地下壕にどのように向き合ってきたのか、ダイナマイトの発見や陥没問題にどう対応したのか、掘削の実態はどのように解明されてきたのかなど、戦後80年間を踏まえて浅川地下壕の今を考えていきたい」と参加を呼びかける。
受講料は500円、大学生300円、高校生以下無料。定員70人。予約不要、直接会場へ。問い合わせは齊藤代表【電話】042・664・8615、またはメールshpqy494@ybb.ne.jpで。
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