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八王子 社会

公開日:2025.12.18

東京八王子中央LC
献眼に感謝を込めて
高尾山 千手千眼観音を清掃

  • 心を込めて千手千眼観音菩薩像を清掃した

  • 参加した中央LCのメンバー

 奉仕団体の東京八王子中央ライオンズクラブ(林伸彦会長)が12月6日、高尾山の仏舎利塔近くにある千手千眼観音菩薩像の清掃を行った。

 千手千眼観音は千の腕と目で衆生の苦しみを見抜き、漏らさず救済しようとする慈悲深い菩薩。この像は、自分の死後、目の不自由な人に角膜を提供した人たちへの感謝を込めて、アイバンク(献眼登録)運動に取り組む同クラブが2002年に建立。献眼した人の名前を刻んだ石碑もある。以来、同クラブでは23年にわたり毎年、年末に清掃している。

 この日は13人が参加して、菩薩像や台座の汚れを布やブラシで落としたり、箒やブロワーを使って周辺の落ち葉やごみを回収した。像の建立時を知る会員の岩崎盛司さんは「年を経るごとに陰影がついて、より顔つきが良くなってきている」と感慨深げに語った。

 清掃後には菩薩像に一人ひとり手を合わせ、高尾山薬王院を訪れて祈祷も受けた。林会長は「角膜の提供を受けた人は、その後の人生が変わるぐらい感謝をしている。まだまだ移植を希望する人は多く、今後もクラブとして、その周知活動を続けていきたい」と決意を述べた。

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