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八王子 教育

公開日:2026.01.22

学園都市・八王子を襲う少子化 私学中高のトップに聞く【1】
学校で養う「対面力」
明治大学付属八王子中学・高等学校

  • 林 健司 校長

 -地元では「明八」という愛称で知られていますが、「少子化」への危機感は。

 社会全体としては大きな課題ですが、幸いなことに、本校において「まずい」という危機感はまだ感じていません。生徒数はむしろ増えており、昨年度からは1クラスあたりの人数を調整しつつ、高校1年生の学級数を7クラスから8クラスに増やしました。

 -少子化を感じない背景には、どのような取り組みが?

 本校には、大きな魅力が2つあります。一つは、繁華街から離れ、山や自然に囲まれた立地。広いグラウンドや充実した施設も魅力です。もう一つは、生徒の約9割が明治大学に進学するという進学実績です。この魅力を知ってもらうため、私が本校の教員だった頃と比べ、説明会の実施回数はかなり増えました。説明会では、ホームページやパンフレットに書いてあることを話してもしょうがありません。明大に進学した卒業生が登壇し、入学後の姿を想像してもらったり、在校生から「駅から遠いけれど、スクールバスでの勉強が意外とはかどる」といったホームページではわからない実体験を語ってもらったりしています。

 -読者にメッセージを。

 少子化対策は、対策として行うと小手先の生徒集めになりがちです。本校では、「子どもにとって本当に良い環境とは何か」をブレずに追求し続けることが、結果として選ばれる理由になると考えています。AIやスマホで何でも調べられる時代だからこそ、造語ですが『対面力』を養うことの大切さを感じます。体育祭や合唱祭を通して、クラスで取り組む大変さや悔しさを感じるのは対面だからこそ。人間関係で悩むこともあるだろうけれど、それも含めてこれからの社会を生き抜くのに対面の重要性を意識しています。

 -ありがとうございました。

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