多摩 社会
公開日:2015.10.22
介護予防に「中程度の運動」
天翁会の公開講座
今年創立35周年を迎えた医療法人財団天翁会(天本宏理事長)主催の市民公開講座「健康長寿のためにできること 元気なうちから介護予防」が10月17日、京王聖蹟桜ヶ丘SCアウラホールで行われた。
多摩市内で高齢者医療を中心に展開する天翁会。今回の講座は、超高齢化社会を迎えるこれからを健康で心豊かに過ごすために自分でできることはないか考える機会にと、企画された。
講師として登壇した東京都健康長寿医療センター研究所の大渕修一氏が「健康寿命の延ばし方」をテーマに講演。老年症候群の予防として中程度の運動が必要であることから、簡単なエクササイズを来場者と一緒に実践しながら解説。「1人ではできないので、地域で取り組むことが大事」と力説した。
続けて天本理事長が健康寿命を延ばすための実践例として自身の取り組みとともに「知識を吸収し、目標を定めて自在に生きることが大切」と言及。その後のシンポジウムでは、80代の市民ブロガーである繁野美和さんの取り組みなどに触れながら、「いつまでも生き生きと暮らす秘訣」についての話が展開され、盛況のうちに会は幕を閉じた。
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