桜ヶ丘商店会連合会・第35回せいせき桜まつり実行委員会は4月2日、「せいせき桜まつり」のプレ企画となる復興支援シンポジウム「ひとにとっての故郷とは何か?」を関戸公民館で開催した。
今回は、震災から5年が経過する中で「故郷とは何か」をテーマに、シンポジウムを企画。脚本家・映画監督の板倉真琴氏が福島第一原発の事故で全町避難を余儀なくされた福島県浪江町の今を撮影、制作したドキュメンタリー『ふるさとは 赤』が上映された後、浪江町商工会会長でまちづくり NPO新町なみえ復興塾長の原田雄一氏が基調講演を行った。その中で原田氏は「みんなで話し合ってやっていける復興が望ましい。故郷は、生まれ育った場所というよりも人のつながりが保てる場所では」と語った。また浪江町から横浜市に避難している伊藤まり氏、地元の伝統工芸品「大堀相馬焼」の職人・松永武士氏もパネラーとしてそれぞれ講演を行った。
主催した同商連の三橋誠会長は「あの震災を風化させないためにも、今後も被災地にエールを贈り続けていきたい」と話した。
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