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多摩 社会

公開日:2016.05.26

運転本数18年に大幅増
混雑緩和へ小田急電鉄

  • 既に複々線化された経堂〜千歳船橋間

 東北沢〜和泉多摩川間10・4Kmの複々線化を進める小田急電鉄はこのほど、残る未完了区間の東北沢〜世田谷代田間1・6Kmについて、2017年度中に工事を完了させ、18年3月には抜本的なダイヤ改正を行うことを明らかにした。平日ピーク1時間あたりの運転本数を現行の3割増となる36本に増やす計画でラッシュ時の混雑率は、体が触れ合いやや圧迫感がある状態の現在の189%から、新聞・雑誌を楽な姿勢で読める160%程度に改善される見通しだ。

町田〜新宿で10分など所要時間短縮も見込む

 また、所要時間の短縮も見込んでおり、平日の午前8時30分頃に新宿駅着の場合で、同駅までの所要時間が登戸駅、新百合ヶ丘駅、小田急多摩センター駅の各駅で5〜6分の短縮、町田駅で10分の短縮となる。

 このほか、千代田線直通列車についても、大幅に増やし、都心中心部への利用性拡大を促す方針。

 同鉄道では利用客を増加させ、2020年度までに、現状より50億円程度の増収をめざすという。

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