多摩消防署は9月7日、多摩市や市消防団、市医師会、近隣自治会、管理組合等と合同で、サンリオピューロランドや周辺施設で大規模な救助救急訓練を実施した。
多数の傷病者が発生した場合に備えて実施された今回の救助救急訓練。消防職員、関係機関から約200人が参加して行われた。
訓練は、サンリオピューロランド4階のレストランで放火によって火災が発生し館内に煙が充満したため、避難しようとした来館者が中央階段に殺到したことから将棋倒しになり、多数の怪我人が発生したことを想定。当初は、パルテノン多摩等への避難誘導なども予定していたが、雨のため予定を変更。そうした中でも、地域住民らが怪我人、避難者役を務めながら、消防隊員がトリアージを行い、消防団員、災害時支援ボランティアらと連携して救出救護するという実戦さながらの緊迫した雰囲気の中で訓練は進められた。
同署では「今まで外部の人たちを巻き込んで、これだけの規模で訓練をすることはなかった。地域の方々にも我々の活動を理解してもらえたと思う。今回は医療従事者に検証いただき、参考になる意見もいただいた。今回の訓練は始まりとして、これからも地域の方々と連携して年に一度はこうした訓練を行っていきたい」と振り返った。
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