「公益財団法人日本サッカー協会」が企画する「JFAこころのプロジェクト・夢の教室」が11月25日と28日の2日間、市立和田中学校で実施され、多摩市出身の元Jリーガー・佐伯直哉氏と元女子バスケットボール日本代表・岡里明美さんが夢先生として「夢を持つことの大切や目標に向かって努力することの大切さ」を生徒たちに語った。
同校は、今年創立40周年を迎え、オリンピックやパラリンピック等で活躍したトップアスリートを招き、生徒たちが直に交流することで、夢や希望を持ち、目標に向けて努力する姿勢を学んでもらおうと今年9月から様々な企画を実施。今回は、記念事業として「JFAこころのプロジェクト・夢の教室」を市内で初めて行うことになった。
25日に同校を訪れた佐伯さんは、多摩市出身で同校の卒業生。読売日本SC(現東京ヴェルディ)のユース時代に17歳以下の日本代表に選ばれ、国士舘大学を経て、ジュビロ磐田に加入。2012年に東京ヴェルディで引退した。また、多摩市出身で元女子サッカー日本代表の小林弥生さんもアシスタントとして同校を訪れた。
「夢を深く考えたい」
25日は、小林さんの進行のもと、生徒たちは佐伯さんと一緒にグループでひとつの目標を達成するゲームを体験。その後、教室に移動して佐伯さんによる「夢トーク」が行われた。自身の幼い頃の「夢」がプロサッカー選手になることで、その目標に向かって一生懸命練習したことなどを話しながら、途中で挫折を経験しながらもプロ選手になれたことを語り「その時その時に一喜一憂せず、向上心と謙虚な気持ちを忘れず、夢に向かって頑張ってほしい」と生徒たちに呼びかけた。今回の訪問について佐伯さんは「母校でできたことは大きな経験になった。僕の話がみんなの夢につながってくれたら」と話していた。
佐伯さんの話を聞いた女子生徒は「いつも夢に向かって真剣に考えたことはなかった。夢に向かって深く考えることができた」と話していた。
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