市立貝取小学校で4月7日、地域住民の協力を得て校内にあるひょうたん池の”かいぼり”が行われた。
同校では、昨年度から地域に開かれた学校づくりの取り組みの一環として、地域の保護者とともに「学校の緑化活動」を開始。多摩市社会福祉協議会の貝取地域福祉推進委員会「ネットワーク貝取・豊ヶ丘きずな」の協力を得て、「貝取小緑化会議」を立ち上げた。その中で、学校のニーズとして「水生植物の過剰繁茂で環境が悪化していたひょうたん池を整備したい」と情報提供を行った結果、「エステート貝取2丁目住宅管理組合」から協力の申し出があり、池の再生プロジェクトを実現させようと、今回、初のかいぼりが実現した。
かいぼりは同組合の約20人が参加して、2回に分けて行われた。作業は、池で過剰繁茂していた「蒲」を切り出し、水底にたまった泥を除去。池に生息していたクロメダカやゲンゴロウ、ミズカマキリ、準絶滅危惧種の「トウキョウダルマガエル」のオタマジャクシを保護した。
同校の佐藤美徳副校長は「学校の力になりたいと思ってくださる地域の方々の力を借り、開かれた学校にしていくことがますます必要だと感じた。きれいになった池を子どもたちも気にするようになった。今後も環境学習に力を入れていきたい」と話している。
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