南多摩地域の基幹病院として、その役割を担う日本医科大学多摩永山病院(中井章人院長)。その同院で8月4日、小学5・6年生を対象にした「ブラック・ジャックセミナー」が開催され、29人の児童が医師の仕事を体験した。
同院では、5年前から「人の命」を救う医師の仕事にふれ、医療への関心を高めてもらうと同時に、将来医師を目指してもらうきっかけづくりにと、同セミナーを開催している。
当日は、実際に手術で用いる超音波メスや内視鏡を使って鶏肉を切り分けたり、ビーズを取り分ける体験の他、専用キットを使った縫合、シミュレーターを使った手術、エコーを体験した。
参加した児童たちは「初めての体験で難しかった。将来は医師になりたい」「医師の仕事は毎回こんなことをやっていて大変だなと思ったし器用だなと思った」と感想を話した。同院の消化器外科・乳腺外科・一般外科の牧野浩司部長は「毎年実施してすぐに定員が埋まってしまう人気のあるイベントになった。将来、この中から一人でも医師としてここに帰ってきてもらえたら。できる限り継続していきたい」と話していた。
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