多摩版 掲載号:2019年3月21日号 エリアトップへ

春のセンバツに出場する国士舘高校野球部の監督を務める 永田 昌弘さん 一ノ宮在住 61歳

掲載号:2019年3月21日号

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「我慢」「謙虚」胸に聖地へ

 ○…「こんなに早く結果が出ると思っていなかったので、嬉しいですね」。国士舘大学野球部監督から高校に復帰して約2年半。「春の国士舘」と呼ばれ、同校を率いて春夏合わせて8回甲子園に出場した名将が、10年ぶりにセンバツに帰ってきた。「初出場の気持ちで選手と臨みたい。選手たちに甲子園がどういう所か、身をもって知って帰ってきてもらいたい」と久々の舞台での抱負を語る。

 ○…愛知県豊橋市出身。名門・中京高校(現・中京大中京)の内野手として3年春に甲子園出場。国士舘大学に進学し、主将を務めた4年生の時に初の東都1部リーグ優勝を決めた。東京ガスに入社後、都市対抗野球で3連覇を達成。25歳の時に国士舘高校の監督就任を打診され、現役への未練の中で悩みぬいて引き受けた。就任当初、口々に甲子園を夢だと語る選手たち。「夢は現実にならない」と意識改革から始め、打倒・帝京高校を掲げ、8年目で同校初のセンバツ出場を決めた。

 ○…「人を育てる喜びがありますね」と高校野球の監督の魅力を語る。指導方針は、その年のチームカラーに合わせて変える。「滅多に褒めない監督」と笑みを浮かべ、「体力的に実際に選手に見せてやることができないのがもどかしいですけど」と苦笑い。高校時代に感動した甲子園のグラウンドの感触。その感動を選手たちにも体験してもらいたい。その思いを胸に日々指導にあたる。

 ○…1男2女の父親。多摩川のウォーキングと、たまにする料理が趣味。甲子園での最高成績はベスト4。「あと2つ勝てば日本一。最終的な目標はそこだけど、1日でも長く野球を続けていってくれる選手を一人でも多く育てたいですね」。我慢と謙虚を信条に、選手とともに甲子園で再び旋風を巻き起こす。

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