多摩 人物風土記
公開日:2026.02.26
作品を精力的に発表する絵本作家
こがめ たくさん(本名:小亀 沢)
貝取在住 62歳
地球環境を考える機会に
○…夫人の父親と文鳥の交流を描いた2022年のデビュー作と、そのシリーズを発表して以来、イラストを担当した絵本『あの、ここ どうぞ。』『まごわやさしい』を立て続けに発表した。絵本作家とデザイナーとして活動を行いながら6作品を世に送り出してきた。「読んだ人が優しくなれるようなほんわかとした絵を心掛けている。読み終えた後に感動が伝われば」
○…徳島県生まれ。高校卒業後、都内の美術短期大学へ進学した。「当時は倍率が高く、浪人はさせてもらえなかった」と猛勉強し合格した。上京後、アルバイト先で出会った夫人と結婚。仕事では長くパナソニック製品の広告企画制作を担当し多くの作品に携わった。「短大に合格してなかったら人生はまったく変わっていたでしょう」としみじみ振り返る。
○…子どもの頃から図工や美術が得意で美大出身の親戚から評価された。「ほめられることがうれしくてね」。創作活動に集中したいと早期退職し絵本を描くように。近くの介護施設で暮らす母親には全作品を読んでもらった。「両親が児童文学が好きだったので良かった」と微笑む。
○…原画展やサイン会、トークイベントなどを行い全国を飛び回る。ライフワークとなっている地球環境を考えてもらう催し、風鈴に地球を描く『地球鈴』のワークショップも定期的に行っている。「地球儀を見ながら球体の風鈴に色を付けてメッセージを添えてもらう。子どもたちのメッセージはまじめですよ」と目を細める。「絵本でも地球鈴でも、どんなメディアを使っても地球環境について自分事のように考えてもらう機会は提供できる。『僕にできることは何か無いかな』と子どもたちに思ってもらえたら」
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