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多摩版 公開:2019年6月13日 エリアトップへ

待機児童、昨年比で6人減 4月1日時点で77人

社会

公開:2019年6月13日

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 認可保育所などに入ることのできない多摩市内の待機児童の数が、4月1日時点で77人と昨年に比べて6人減少したことが本紙の調べで分かった。市では、待機児童数ゼロを目標に掲げ、今年度に向けて認証保育所の定員増、企業主導型保育所への補助などの対策を行っており、それが奏功した形となった。

 今年度、新制度に移行した幼稚園を除く、認可保育所、認定こども園、家庭的保育施設、小規模保育所、事業所内保育所の認可施設の申請者数は717人(前年比16人増)。新規で入所した子どもの数は505人(同9人減)で、保護者の就労や求職による待機児童の数は77人(同6人減)だった。

 一方で、認可保育所を希望しながら認証保育所や定期利用保育、幼稚園などを利用している人が86人(同25人増)、他に利用可能な認可施設があるものの特定の保育所等を希望し待機しているなどの私的理由で待機している人は49人(同6人増)もいるという。

 待機児童の中で最も多かったのは1歳児で49人(同5人増)、次いで2歳児18人(5人減)、0歳児8人(同4人減)、3歳児2人(同2人減)。一方で、地域や年齢のミスマッチによって68の空きが生まれており、0歳児15、1歳児1の空きが発生している。

市「引き続き対策を」

 市では、待機児童ゼロを目指し、これまでに様々な対策を行ってきた。一昨年度には、東京都の待機児童解消に向けた保育料補助制度を活用して、単願で認証保育所を希望した家庭に向けて保育料の補助額を児童一人当たり月3万円に引き上げた。今年度に向けては認証保育所の定員拡充や、企業主導型保育所への入園者が払う2分の1(上限3万円)の補助、幼稚園の認定こども園への移行などの対策を講じてきた。

 市子育て支援課では「定期利用保育の利用者が増えたこと、今年4月に開所した企業主導型保育所への入所があったことが減少した要因に考えられる。引き続き、待機児童対策を検討していきたい」と話している。

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