集中豪雨や台風による被害が頻発している昨今。市では、万が一の水害に備えた「多摩市合同水防訓練」を5月26日、多摩川河川敷の一ノ宮公園で実施した。
水害に備えた対策として、訓練を通じて地域住民・関係機関との緊密な連携や基本的な水防技術の習熟を図ると同時に、市民生活の安全・安心の向上を目的として、毎年実施している同訓練。今回は「台風接近に伴い、大雨洪水警報が発令され、降り始めてからの雨量が300mm以上に達し、市内の多摩川、大栗川、乞田川の水位が上昇し、道路冠水、家屋への浸水が発生」「多摩川が氾濫危険水位に達し、多摩市長が関戸・一ノ宮・東寺方・連光寺地区に避難勧告を発令」したことを想定して行われた。
訓練には、市や東京消防庁、多摩市消防団をはじめ、地元の自治会の自主防災組織など561人が参加。それぞれが対策本部の運用や、積み土嚢工法、銅板防護工法などを活用した越水、決壊対応を実践した。また資機材等の調達や輸送、炊き出し訓練なども行った。今年は、市の指定緊急避難場所となる東京電力パワーグリッド(株)人材開発センター(日野市百草)まで徒歩による避難訓練も実施した。
市防災安全課は「今年も大気が不安定な日々が続いているので、訓練の成果を活かしながら市民の皆さんにも水害に備えていただければ」と話していた。
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