認知症になっても安心して暮らせる地域づくりを目指して、タスキをつないで日本を縦断していくプロジェクト「RUN伴」。その「RUN伴多摩」が9月21日、約600人が参加して行われた(同実行委員会主催)。
日本全国で行われている同プロジェクト。認知症の人と出会うこと、認知症の人と一緒にするチャレンジを応援・増やすこと、認知症の人が一緒に暮らせるまちをつくることを目的に行われている。多摩市内での開催は今年で4回目。
当日、ランナーとして参加したのは、認知症当事者33人を含む128人。「聖蹟桜ヶ丘」「永山」「唐木田」の3コースに分かれて、ゴールのパルテノン多摩大階段下を目指してスタート。今年は、認知症当事者も参加しやすいようにと、ゆっくりとペースを調整しながら歩けるコースも設け、協力施設などを巡りながら市内を駆け抜けた。ゴール地点では、多くの人たちの声援が出迎える中、ランナーたちは次々と笑顔でゴールしていった。
参加した認知症当事者の会「みらいの会」のメンバーは「心地良い疲れで楽しかった」と感想を話した。曽谷真由美実行委員長は「今年、初の試みとして、応援者の方全員にオリジナルリストバンドを配ったところ『着けていることで一体感と自分も参加している意識を持てた』という声をいただけた。無事の開催と協力、参加、応援していただいた皆さんに感謝したい」と話していた。
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