多摩 社会
公開日:2019.10.31
国連本部で思いを語る
「平和の鐘守る会」高瀨聖子さん
「一般社団法人国連平和の鐘を守る会」の代表を務める高瀨聖子さん=市内中沢在住=が9月20日、ニューヨークの国連本部を訪れ、平和の鐘の式典に出席した。
同会は、国連本部の中庭にある「平和の鐘」を伝承し、その鐘に込められた思いを広く伝えていく活動を行っている。この「平和の鐘」は愛媛県出身の故・中川千代治が1954年6月に日本国際連合協会を通じて国連本部に寄贈したもの。高瀨さんは千代治の6女で、「二度と戦争をしてはいけない」「世界絶対平和」という願いを込め、「平和の鐘」を世界中に寄贈していた千代治の思いと活動を受け継ぎ、同会を設立し、活動を行っている。
今回、高瀨さんは式典に出席するため渡米。式典前日には国連代表部を通じて、公式ガイドに平和の鐘の由来について講義する機会が設けられ、約30人のガイドに千代治の思いなどを説明した。翌日の式典には、同会のメンバー5人とともに出席。終了後には、別所浩郎特命全権大使の紹介でムハンマド・バンデ総会議長に挨拶したという。
高瀨さんは「今回、講義する機会をいただき、夢中になって話したが、ガイドの皆さんが真剣に、また驚きを持って聞いて下さった。式典の日に会のメンバーが、ツアーに参加したらガイドさんが平和の鐘について心を込めて説明していたと感動していた。世界が『自国中心主義』に進んでいる今こそ、この鐘が必要になると感じた」と話した。
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