新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、全国で学校が一斉休校になる中、自治体の枠を超えて子育てカフェを運営する6店舗で構成された「子育てカフェネットワーク」が3月2日以降それぞれが工夫をこらし、市民の居場所づくりや弁当の提供などに乗り出している。
同ネットワークは府中市の「kotocafe」、八王子市の「kikki+」、国分寺市の「カフェといろいろびより」、調布市の「カフェaona」、世田谷区の「コミュニティカフェななつのこ」、多摩市の「こどもリビング」で構成され、各店に集い情報交換するなどの交流を行っている。
地域の力で支え
聖蹟桜ヶ丘駅の近くの「こどもリビング」(【電話】042・400・6461)では、日中は子連れで保育園の給食が食べられるコミュニティカフェとして運営し、放課後にあたる時間は放課後シェアハウスとして学童の受け入れを行っている。
今回の突然の休校要請を受け、3月2日からカフェを縮小し、緊急で学童保育の受け入れを開始。1年生から6年生の1日30人までを午前7時30分から午後8時まで預かり、この3月に限り登録料は無料で受け入れている。手作りの昼食、おやつ、夕食を提供し、家族の分まで弁当を持ち帰ることも可能だという。
管理人の田中鉄太郎さんは「今回は国、地域が緊急事態。川向こうの街から来て下さる方もいた。感染防止には十分気を付けたうえで、必要とされる方々のために利用していただければ。こういう時こそ、地域の力で子どもたちや子育て中の家庭を支えていきたい。ボランティアでお力を貸していただける方はぜひご協力をお願いします」と話している。
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