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多摩 トップニュース経済

公開日:2020.06.11

多摩市コロナ対策
飲食チケットで応援
10%特典 参加店舗で販売

  • 参加店舗で飲食応援チケットを販売=写真はこどもリビング

  • QRコードで販売店舗を紹介

 新型コロナウイルスの感染拡大によって、売り上げや集客に影響を受けている市内の中小飲食店を応援する「多摩市飲食店応援チケット」の販売が始まった。多摩市が始めたこの事業は、参加店舗を募り、各店で500円11枚綴りの飲食チケットを5千円で販売。顧客が店舗でチケットを利用するとその利用額(枚数)の10%分を1店舗5万円を上限に補助するというもの。6月5日時点で36店舗が参加しており、各店舗でチケットが販売されている。

 市では、新型コロナウイルスで深刻な影響を受けている飲食店を応援しようと、4月に多摩市活性化サポーターと協力してテイクアウトを実施している店舗を紹介する「#たましめし応援隊」をスタート。今回、市内中小飲食店を応援する取り組みとして10%のプレミアムを付けた飲食チケットを販売する「多摩市飲食応援チケット」の事業を始めた。

 同事業は、参加店舗がそれぞれチケットを販売し、顧客がその店舗で飲食チケットを利用するとその利用額(枚数)の10%分を5万円を上限に補助するという仕組み。新型コロナウイルスの影響を受けている飲食店が自店で利用できる飲食チケットを販売することで、店舗維持のための現金を確保できるだけでなく、チケットを購入した顧客の来店促進につなげることがねらいだ。補助金の申請期間は8月3日(月)から来年1月29日(金)までで、早くて9月末時までに交付されるという。

 一方、顧客は応援したい飲食店のチケットを10%分お得に購入できることがメリット。チケットは1枚500円の11枚綴りを5千円で購入でき、今年12月31日(木)まで各店で利用できる。

 市では、5月25日から28日まで第1期として販売店舗の公募を行った結果、22店舗が参加。29日から6月15日までの第2期公募では、6月5日時点で14店舗が参加している。チケットは6月1日から各参加店舗ですでに販売を開始。チケットの販売店舗は市公式HP、もしくはチケットの裏面にあるQRコードで紹介されている。

 市では「参加店舗からは『良い制度でありがたい』という声をいただいている。ただ、市のHPでこの制度の情報を告知しているものの情報の拡散という意味では課題がある。聖蹟桜ヶ丘駅エリアの店舗の参加に比べて、ニュータウン方面の店舗の参加が少ないので、もっと情報を広げていきたい」と話している。市経済観光課によると参加店舗の公募は15日で締切になるが、チケットの在庫があれば期間を延長することも検討していくという。

 問い合わせは市経済観光課【電話】042・338・6909へ。

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