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市職員8人に消防総監賞 連携で高齢男性を救命

社会

掲載号:2020年7月9日号

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賞状を受け取る市職員。前列左から萩原さん、槇野署長、早借さん。後列左から佐藤さん、高橋さん、西さん
賞状を受け取る市職員。前列左から萩原さん、槇野署長、早借さん。後列左から佐藤さん、高橋さん、西さん

 多摩消防署(槇野稔署長)は6月29日、今年3月に多摩市役所で倒れ心肺停止状態に陥った80代男性に対し、連携して心肺蘇生活動を行うなどした市役所職員8人に消防総監賞を授与した。男性はその後病院に搬送され、一命を取り留めた。槇野署長は「多くの方が1人の方の命を救うために救命の連鎖で様々な行動を取り、それぞれの処置が効果的に発揮された」とその功績を称えた。

 男性が市役所を訪れたのは今年3月3日のことだった。午前10時50分頃、本庁舎2階の納税課の前で突然倒れた。当時、納税課の担当だった荻野哲さんが気づき、課税課の早借洋一さんも大きな音を聞いてすぐに男性のもとへ駆けつけた。仰向けで倒れていた男性は、呼吸も弱く、脈もほとんど取れない状態だったという。

 納税課の藤井教嗣さんが119番通報をし、早借さんはすぐに心臓マッサージを開始。その間、男性が倒れたという報告を受け、人事課で保健師の資格を持つ萩原香里さん、保険年金課で同じく保健師の資格を持つ高橋麻智子さん、西美樹さんも駆け付けた。人事課の佐藤麻由美さん、防災安全課の松元信英さんも男性のもとに駆け寄り、その場に集まったメンバーが交代で心臓マッサージを行った。運ばれてきたAED(自動体外式除細動器)のパッドを高橋さん、佐藤さんが男性に貼付。萩原さんが作動させた。高橋さんによると1回目の電気ショックのあと、2回目はAEDのアナウンスはなく、男性の目が開き、呼吸が少し戻った様子だったという。その後、救急隊員によって病院に搬送され、男性は一命を取り留めた。

「訓練のお陰」

 一連の応急救護活動を行った8人の功績を称え、今回、東京消防庁から消防総監賞が贈られることが決まった。29日に市役所で行われた授与式には、早借さん、萩原さん、西さん、高橋さん、佐藤さんが出席。槇野署長から賞状が手渡された。早借さんは「職場や自宅の管理組合で練習したことがあったが、呼吸がない方への処置を行うのは初めてだった。動けたのは訓練のお陰だった」と振り返る。高橋さんは「あの時は何も考えずに自分にできることをと思っていた。一命を取り留め、復帰されたと聞いて本当に良かった」と胸をなでおろす。

 槇野署長は「多摩市さんは毎年応急救護訓練をやっていただいている。それぞれ皆さんが訓練を受けていなければできなかったと思う。一度でも体験しておく、訓練しておくということがいかに大切かということを身をもって表していただけたかと思う。同じ職場だからこそ素早い連携が取れた」と訓練の大切さを語った。

 続けて「今後もいつこういったことがどこで起こるかわからないので、ぜひ今回の経験を活かして、多摩市の安心安全につなげていってもらえたら」と市職員に呼び掛けていた。

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