多摩、八王子、町田、日野、稲城5市の社会福祉協議会は10月1日、災害ボランティアセンターの運営を相互に協力し合う協定を締結した。
災害ボラセンは、地震や風水害が発生した際に設置され、全国各地から支援に駆け付けたボランティアを被災者のニーズに応じて振り分け、派遣する役割を担う組織。各市の社協によって設置される。
昨年10月に発生した「令和元年東日本台風」では、八王子市で浅川の増水により浸水家屋が多数発生し、八王子市社協が災害ボラセンを設置。その運営の応援として、多摩、町田、日野、稲城の社協職員が1カ月にわたり派遣された。
地震や気候変動による風水害が多発する昨今。今後への備えとして、今回5市で災害ボラセンの運営を相互に協力し合う協定を締結。協定の内容は「災害の情報の共有」「職員の相互派遣」「資機材の提供・貸与」「市境でのボランティアの相互派遣の協力」など。体制の強化を図ることで、いざ災害が起きた際に、迅速な災害普及と被災者の支援につげることが目的だ。
多摩市社協の伊藤雅子会長は「多摩地域の5市でこのような協定を結べたことは心強い。連携、協力できる体制が整ったことは地域の皆様によっても安心や安全が感じられる心強いこと。これから安心して住み慣れた地域で住み続けることができるよう活動していきたい」と抱負を語った。
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