関戸、永山両図書館がこのほどリニューアルし、ICタグを利用したセルフ貸出機、セルフ返却機、予約受取コーナーを導入した。
多摩市立図書館は2018年度、65万人に162万点の資料を貸し出し、予約も46万点と全国の同規模自治体の図書館の中でも利用が多かった。混雑時には、利用者が並んだり、待ち時間があったりしていたことから、利用者の待ち時間を減らすとともに、プライバシー保護のため、今回、ICタグを利用した機器の導入や予約受取コーナーを導入した。
セルフ貸出機は、利用者カードやフェリカカードを読み込ませた後、貸出点数を入力し、台の上に本を置くだけで貸出が可能に。1回10冊までまとめて貸出処理ができるため、これまでカウンターで職員が一冊ずつバーコードで読み取っていた作業よりもスピーディーに行うことができるようになった。
セルフ返却機は、「本の返却口」に資料を入れるだけ。予約受取コーナーは、予約照会機に利用者カードをかざして受取案内レシートを受け取り、レシートに表示されたコーナーの場所から本を持ち出し、セルフ貸出機で手続きを済ませるだけという流れ。
市立図書館では「今までご不便をおかけしていた。貸出、返却、予約業務を効率化した分の時間を、今後は図書館の相談業務や選書業務に力を入れていける。ぜひ多くの方に利用していただければ」と話している。
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