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元日活の大部屋俳優で、初主演作『人生とんぼ返り』が11月22日から公開される 中山 善助さん(芸名:近江大介) 愛宕在住 92歳

掲載号:2020年11月5日号

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日活を支えた名脇役

 ○…日活の大部屋俳優として昭和の黄金期に活躍。これまで出演した映画の作品数は500を超える。そんな名脇役が主役を務める作品『人生とんぼ返り』が11月22日(土)から、ラピュタ阿佐ヶ谷で公開される。激動の昭和や生い立ち、過去に出演した作品を語るドキュメンタリー作品。「斬られ役が主役なんて驚きですよ。思い出が詰まった作品。ぜひ観ていただければ」と破顔する。

 ○…終戦後に、旅回り一座の文芸部から剣劇役者に。巨匠・マキノ雅弘監督と出会い、日活の俳優として歩み出した。斬られ役専門として数々の作品に出演。確固たる地位を築いた。危険なシーンでは俳優の代わりにスタントを務めた。「二条城のお堀にはまったり、氷の張る池に飛び込んだり。危険手当ももらってましたし、移動もハイヤーでね。良い時代でした」と目を細める。

 ○…昭和の大スターたちと度々共演。特に印象に残っているのが月丘夢路だ。自身のセリフが出てこなかった時にアドリブでフォローしてくれた。「スターだから隣りにいるだけでガチガチ。かわいがってくれて嬉しかった」と微笑む。石原裕次郎と仲が良く、収録後によく飲みに行った。「彼はモテるから悔しくて。だから手品を覚えて、女性の気を引いてましたね」と豪快に笑う。

 ○…日活を辞めた後、妻の故郷だった多摩市に転居。高齢者施設などへ慰問活動を行い、それは今も続く。手作りのクイズや、手品を披露し、過去の出演作品の話をすると喜ばれるという。昨年その功績が認められ、多摩市民表彰を受賞した。「昔の仲間がみんな逝ってしまって、斬られ役が最後に残ってしまった。今回の作品は最期の死に土産ですよ」。波乱万丈の人生を歩んできた名脇役が令和に光り輝く。

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