都立多摩桜の丘学園(山本優校長)は現在、市内12店舗の協力を得て同校生徒たちの絵画作品などを展示するプロジェクト「Sakuraアートタウンギャラリー」を実施している。
知的障害・肢体不自由な児童・生徒が通う特別支援学校である同校。同プロジェクトは、中等部・高等部の生徒たちが貼り絵、水彩画といったさまざまな技法を使って描いた絵画作品を、市内のさまざまな場所で展示し、学校や生徒たちの学習の活動を広く知ってもらおうと企画された。
9月中旬から同校の教員が市内の店舗に展示を依頼。12店舗の協力を得て、生徒たちの作品46点が展示されている。そのうちのひとつ「コーヒーショップ白樺」(貝取)では17作品を展示。同店では、日頃から店内で美術作品を展示しており、新倉悟さんは「学校へ作品を観に行くよりも、こうしてオープンで観ることができるのは良いこと。障害の有無は関係なく、上手な作品が多い。今後も協力していきたい」と話す。また「アトリエ・タッセル」(桜ヶ丘)では10月30日、展示された作品の前で生徒たちが作ったパウンドケーキの販売会も行われた。
同校の山本校長は「思っていた以上に店舗の方々にご協力いただけて嬉しい。子どもたちの美術作品の可能性、才能を発信できる機会として今後も協力していただける店舗を探しながら、拡大していければ」と意欲を見せた。
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