多摩 社会
公開日:2021.05.13
永山の妖精、活躍中
「永どん」の愛称で地域盛上げ
永山地区のキャラクターとして売り出し中の永どん=写真=が活躍している。2013年に生まれた、どんぐりの木の精霊。永山駅に隣接する商業施設グリナード永山店で行われるイベントで盛り上げ役を務め、キャラクターグッズが人気を集めるなど、永山地区の顔になりつつある。
地域住民が発案
永どんの生みの親が、諏訪に住む加藤岳洋さん=中面・人物風土記で紹介=だ。「地元永山地域をもっと盛り上げたい」と、周辺地域を紹介するサイト「多摩・永山タウン」をフェイスブック上に立ち上げ、そのなかでサイトと閲覧者の橋渡し役を務めるキャラクターとして永どんを誕生させたのだという。
「当初はサイト内だけの活動を考えていたのですが、グリナードさんの周年行事に『永山のキャラクター』として声をかけてもらって以来、外でも活動するようになったんです」と笑顔をみせる加藤さん。現在は、仲間と共に永どんサポーターズクラブという地元の事業者らを応援するグループを設立し、永どんのキャラクター性を生かし地域を盛り上げようとする活動の手助けをしているのだという。
ある弁当店は特定の日を「永どんの日」としてその日の売上の一部を寄付する取り組みを始め、市内で子育てや女性の社会参画などへの支援を行っている「NPOシーズネットワーク」は、運営するアンテナショップで永どんのマスコット人形やボールペンなどを販売し、岡本光子理事長は「一定のファンがついている。新作を楽しみにしている方も少なくない。永どんが、永山地域を元気にしてくれています」と微笑んでいる。
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