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多摩 社会

公開日:2022.01.06

「風紀維持」に新団体
聖蹟地区 客引き増加受け

 聖蹟桜ヶ丘駅周辺の企業や店舗などが名を連ねる桜ヶ丘商店会連合会は先ごろ、地元自治会などと共に駅前の風紀維持を目指す新たな団体を設立。パトロールを兼ねた夜間の清掃活動などを行っていく方針という。

 新団体設立の背景にあるのが同駅東口周辺で客引き行為を行う男女の増加。これまでもその姿がみられていたものの、昨夏以降、急増し、学習塾などに通う子どもたちへの影響が心配されている。

注意喚起のフラッグも

 新しく設立されたこの新団体、「聖蹟桜ヶ丘環境改善協議会」の会長についた連合会の会長でもある飯島聖士さんは「新型コロナの影響を受け、駅前の商業施設のテナントが空いたところへガールズバーなどが出店し、客引きの増加につながっているよう」と話し、「あちらも商売。理解できる部分はあるが、可能な限り控えてもらいたい」とする。

 取り組みは進んでいる。団体メンバーらは先月から、パトロールを兼ねた夜間の清掃活動を開始。関連する情報の共有に努め、現在は1月下旬から駅前に掲出する注意喚起のためのフラッグ制作にもあたっているという。

取り締まれない

 警察関係者によると、客引きは悪質なものでなければ取り締まれないといい、飯島さんは「立川市では立川駅周辺で客引き行為などを禁止する条例がつくられているそう。同じような条例がいずれ聖蹟でもできるように活動を行っていきたいと思う」と話している。

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