多摩消防署(諏訪)の署長に4月1日付で、練馬や板橋区などの消防署を管轄する第十消防方面本部に所属していた宮本和敏氏(59)が就任した。意気込みや取り組みを聞いた
――消防方面本部に所属していた
「副本部長という肩書を頂いていた。消防方面本部とは管轄の消防署の業務が円滑に行われているのかをチェックする役割があり、社会的影響のある災害現場の指揮をとることも任務となるところだ」
――意気込みは
「消防署に入って40年が過ぎた。これまでの集大成として務めていきたい。署員と一丸となって多摩を守っていければと思う」
「多摩は昔ながらの場所と開発が進んだ地が混在している街という印象。昨年は火災発生件数が一昨年よりも減少するなど、市民の防災意識が高い地域とみている」
――何をしていく
「街や署員一人ひとりの声に耳を傾け、良いと思うものは取り入れていきたい。一方で、いざという時に対応できるよう署員には日々の訓練を欠かすことがないよう伝えていく。また、火災を未然に防いでいくことも大切。市内の施設などへの呼びかけを行っていくつもりだ」
――課題は
「コロナ禍のため、なかなか対面して関係各所とコミュニケーションが取れない点だ。ただ、横のつながりは大切。可能な限り、外へと出てコミュニケーションを図っていきたいと考えている。要望があれば、リモートでの防災学習も受けつけるなど、市民に役立つことを提供していければと思う。市民に『ここに多摩消防署があって良かった』と思ってもらえる存在になっていきたいと考えている」
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