多摩 トップニュース社会
公開日:2022.11.03
京王電鉄
高齢者の「出歩き」促進
賑わい狙い、今月から実験
京王電鉄株式会社(関戸)らが今月から、高齢者の外出促進を図るための実証実験を開始する。ビーコンと呼ばれる発信機を65歳以上の人に持ってもらい、指定のスポットに来店した場合などに景品と交換できるポイントがたまる仕組みをつくり、効果を探る。同社の担当者は「街の賑わいを生むためのもの。多くの人に参加してもらいたい」と話している。
期間は来年2月28日(火)まで。愛宕エリアや百草団地などに住む65歳以上を対象とし、200人の参加を予定。聖蹟桜ヶ丘や多摩センター、永山、高幡不動(日野市)など各駅周辺にある商業施設や店舗、図書館などにポイントが付与されるスポットを設けた。専用の見守りアプリをインストールした人とすれ違った際にもポイントは付与され、獲得したものは各駅近くのフラワーショップなどで景品を交換することができるという。
同社はこの実証実験を東京都内の企業らと都の補助金を活用し実施する。同社担当者は「今年の初めに同様の実験を日野市と共に実施したが、コロナに対するまん延防止の措置が取られていた時期でもあり、正確な調査ができなかった。前回の反省を生かしつつ、このタイミングで再度試みることにした」と話す。
健康増進にも
取り組みの背景にあるのが、コロナ感染拡大による街の賑わいの減少だ。催しが再開されるようになった現在も以前と比べ、賑わいが戻っていないと同社は判断。沿線エリアを盛り上げるために高齢者の外出機会創出は欠かせないものとし、対策を検討してきた。
「高齢者の継続した出歩きにつながることを念頭に企画を練ってきた。この取り組みが高齢者の健康増進にもつながれば」と同社担当者は話し、実験後は結果を検証しつつ、事業化への道を探っていく考えという。
参加者を募集
同社は引き続き、この「街の花咲かプロジェクト・健康促進ポイントラリー」と名づけた取り組みへの参加者を募集している。対象は愛宕や東寺方3丁目、永山1丁目などに住む65歳以上で参加無料(先着200人)。専用の見守りアプリをインストールし、高齢者へポイントを付与する役割を担う人も募集中という。
問い合わせ、詳細は京王電鉄と取り組みを進めるジョージ・アンド・ショーン株式会社【電話】03・3405・7230(土日祝除く、午前10時から午後6時)まで。
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