多摩 社会
公開日:2022.11.17
「防犯」「防災」進める東寺方自治会
街見守り、つながりも
防犯・防災活動を通じて、地域のつながりを深めている地域が多摩市内には数多くあるようだ。
放火きっかけに
その1つがおよそ740世帯で構成される東寺方自治会。元々近所づきあいがみられる地区だったが、2000年初期に起こった連続放火事件を機に、より人のつながりが深まった経緯がある。
放火事件は2000年から始まった。以降、毎年のように放火が発生し、住民らの不安が募るようになると、同自治会メンバーらは「自分たちの街は自分たちで守らなければ」と毎週日曜日に夜間パトロールを実施するように。
すると、00年から06年まで25件あった放火は止み、街に平穏が戻る一方でパトロールなどの防犯活動を通じて、以前よりも顔の見える関係が深まっていったのだという。
同自治会の大鷲修平会長は「現在も夜間パトロールは継続中。おかげで地区の防犯意識の高まりを感じるようになった。みんなボランティアで参加しているが、自分たちの町を守るための取り組み。『あたり前のこと』と口を揃えています」と笑顔をみせる。
防災も
そんな自治会は防災の面でも周辺地区に好影響を与える存在となっている。
自治会単位で開いてきた防災訓練を近隣自治会や小学校などに声をかけ、合同で実施するようにしたのだ。「災害は広域にわたって起こる。互いに支え合えるつながりを構築したいと考えてきました」と大鷲会長。回を重ねるごとに参加団体が増え、内容も充実してきたといい、11月20日(日)にも東寺方小学校で、桜ヶ丘地区の自治会などと避難訓練を実施する予定という。
「訓練を通じて、それぞれが新たな方と知り合い、つながりが生まれれば。自治会の活動を引っ張る役員のメンバーも高齢化が進んでいる。20日は次の時代を担う若い人たちに参加してもらいたいと思う」と大鷲会長は話している。
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