多摩 社会
公開日:2022.12.15
多摩センイルミ
ツリー、今年は小さく?
設営会社「環境保護のため」
12月に入り、今年も多摩センターエリアのイルミネーションが最寄りの駅利用者らの目を楽しませている。そんな冬の風物詩を支えてきた企業の1つが建築事業などにあたる多摩ニュータウンサービス(落合)。イルミが始まった1990年代から、風物詩の中心となるクリスマスツリーの設営を担当し、使用される多摩市の友好都市、長野県富士見町産のもみの木がより映えるように工夫を重ねてきたのだという。「電飾に関しては別の会社さんが担当し、我々は強風で木が倒れないようにするなど、安全面を第一にしてきました」と同社の萩生田尚樹さんは振り返る。
一方、今年はツリーを1本の巨大木から、小型のものを4本並べる形に変えたという。理由は環境保護の観点から。巨大木では根をつけたまま、富士見町から持ち込むことは難しく、これまでは使用後に処分せざるを得なかったものの、小さい樹木であれば根をつけたまま輸送することが可能なため、ツリーとして活用した後も育てながら、来年も使用できるのだという。萩生田さんは「大きな木が無くなり寂しく感じられる方もいるかと思いますが、新たなツリーも楽しんでもらえれば」と話している。
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