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多摩 文化

公開日:2024.03.11

交流拠点にピアノ届く
コミュニティプレイスまつまる

  • 生まれ変わったピアノを演奏する梯さん

 幸せを運ぶアート楽器プロジェクトが3月2日、地域交流拠点「コミュニティプレイスまつまる」で行われた。(一社)コミュニティネットワーク協会まつまる実行委員会、(公財)八王子市学園都市文化ふれあい財団の共同主催。

 まつまる(八王子市松が谷)は同協会(渥美京子理事長)が管理・運営を行う交流スペース。団地内の商店街にあったスーパーを改装して、卓球場や飲食スペースなどを設け地域住民が交流する場となっている。

 プロジェクトは、同財団が行っている八王子市芸術祭関連プロジェクト「アートジャーニー」の一環で、八王子市小津町の古民家に眠っていたピアノが、まつまるに寄贈された。ピアノを通して文化をつなぎ、地域の文化を育むという意図があるという。

梯さんコンサート

 寄贈されたピアノは当日披露されると、ワークショップが行われ、地域の子どもたちが自由にカラフルな手形を付けていった。さらに八王子市の絵画教室の関係者が仕上げを行い、届いた時とは違うピアノに生まれ変わった。

 このピアノの初ステージとして当日、盲目のピアニスト・梯剛之さんによるコンサートがまつまる地域交流室で開かれた。モーツァルトやショパン、ドビュッシーなどの曲が演奏されると集まった地域住民から大きな拍手が送られた。

 同協会の渥美理事長は「松が谷で本格的なクラシックに触れられる良い機会になり、皆さん喜んでいました。合唱やコンサートなど地域の方にご利用いただき、地域文化の輪を広げていけたら」と話していた。

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