多摩 文化
公開日:2025.10.09
恵泉女学園大学留学生のチェさん
平和伝える紙芝居に挑戦
かるがも館などで
恵泉女学園大学(南野)の平和紙芝居研究会「KPKA(岩佐玲子顧問)」と紙芝居を演じる児童らによる平和展「平和祈念のつどい」がこのほど、かるがも館で行われ、メンバーらが紙芝居を披露した。
同大学と協定を締結している韓国の韓信大学から留学しているチェ・イェウォンさん=人物風土記で紹介=も出演し、大空襲に見舞われた東京を舞台にした『三月十日のやくそく』を読んだ。
内容は、終戦間近の3月10日に東京大空襲で壊滅的な被害を受けた東京で、悲しい別れをした友人同士の話。主人公の小学生が、同級生だった男の子の家族とともに火事から逃れようと逃げ回っていた。その後、離れ離れになる前に、体が大きく優しい友人から「また会おう」と約束をして以来、2度と会うことができず『やくそく』を果たしたいと思いをはせる主人公の姿を描いている。
チェさんは落ち着いた声で、時には抑揚を付けながら悲しい物語を、訪れた人たちに伝えようとしていた。「チェさんが紙芝居を読んでくださったことに感謝している。日本の悲劇の物語に心を寄せていただいた」「迫力のある紙芝居だった」などの声が来場者から上がった。
留学は来年3月まで
チェさんは平和を訴える紙芝居を演じるときは「深刻な感情を伝えるために声を低くして、イントネーションに気を使っている」と話し、表現力を高めようと日々努力しているという。そして、今後のステージを前に岩佐顧問やワークショップなどでつながった紙芝居アクターらと練習を重ねている。
一年間という期間で留学しているチェさんの出演の予定は以下の通り。▽かるがも館祭り紙芝居シアター10月11日(土)午後2時10分〜▽こどもひろばOLIVEわくわく紙芝居シアター11月8日(土)午後2時〜▽恵泉女学園大学学園祭紙芝居シアター11月9日(日)午後2時30分〜▽紙芝居文化の会紙芝居講座、神保町出版クラブビル11月16日(日)午後▽こどもひろばOLIVEわくわく紙芝居シアター。
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