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取材協力 海老名総合病院 医療レポートNo.6 肺の生活習慣病「COPD」とは 呼吸器科 山野義光先生
別名「タバコ病」とも呼ばれ、以前は肺気腫、慢性気管支炎の呼び名で知られていた肺の生活習慣病「COPD」(慢性閉塞性肺疾患)について同院呼吸器科の山野先生に話を聞いた。
―どのような病気ですか
喫煙習慣が主な原因です。タバコの煙が肺に炎症を起こし、体内に酸素を取り込む働きをする「肺胞」を破壊します。そうすると息をすばやく吐き出せなくなり、体を動かすと息切れがするようになります。40歳以上の約10人に一人がCOPDであると考えられており、2009年には1万5000人以上がこの病で亡くなり、男性の死亡原因の第7位、全体でも10位になっています。日本呼吸器学会によれば、COPDの疑いがある方は全国に530万人以上おり、ほとんどの人が気づかず治療を受けていないのが実情です。
―どのような症状が
かぜでもないのに「せき」「たん」が続き、階段・坂道の上りに息切れがするごくありふれた症状のため、気づきにくく、ゆっくりと進行し発見が遅れがちな病気です。進行すると着替えや入浴などのちょっとした日常の動きでも息切れが出現し、日常生活が不自由になります。一度壊れた肺胞は元には戻りませんが禁煙で進行は遅らせられますので早期発見が大切です。40歳以上で喫煙経験がある方、息切れがする方、せき・たんが続く方は早めに専門医に相談してください。
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