海老名の生き物がかり36 ヤブミョウガ
このコーナーでは、海老名市を拠点に活動するサークル「野草観察の会」が、市内に咲く四季折々の植物を紹介します。
海老名では開発に伴い年々樹林地が減少してきていますが、まだ残されている林を散策すると、笹のような葉をつけ、白く丸みを帯びた花をたくさんつけているヤブミョウガを見かけます。背丈は50cmから1mとよく伸び、多年草であまり日が当たらない場所を好んで生えます。名前がヤブミョウガといわれるだけあって、ミョウガにとてもよく似ています。
大きく違うところは、ミョウガはショウガの仲間で、花は根茎から伸びてきて地面に頭を出して咲き、蕾を食用にします。
また、ミョウガの葉は2列に並びますが、ヤブミョウガの葉は5〜6枚がまとまって輪生します。花期は8月から9月で、林の中の白い花がよく目立ちます。
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