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海老名・座間・綾瀬 コラム

公開日:2020.01.24

海老名の生き物がかり39
キチジョウソウ

 このコーナーでは、海老名市を拠点に活動するサークル「野草観察の会」が、市内に咲く四季折々の植物を紹介します。



 海老名ではここ数十年の間に宅地開発が進み、かつて里山として大事な役割を果たしてきた樹林地が住宅地に代わってきてしまいました。しかし、まだ相模横山九里の土手と呼ばれている傾斜地や郊外には里山的景観を残した樹林地や竹林が見られます。あまり日が当たらない林の中にひっそりと群生しているのがキチジョウソウです。



 細く長い根生葉は10cmから30cmあり、その葉の陰に高さ10cmほどの花茎を伸ばし9月から11



月頃花をつけますが、葉をかき分けて探さないと花は見つかりません。同じ仲間にヤブラン、ジャノヒゲ、ノシランなどがあります。「吉祥草」の花が咲くと良いことがあるという言い伝えがあります。



 お詫びと訂正、前回(38)のカヤツリグサの写真はコゴメガヤツリでした。

 

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