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海老名・座間・綾瀬 コラム

公開日:2021.05.21

3市版 楽屋帳 vol.18

 準備について▼段階的な進展ではあるものの、ワクチン接種の開始でコロナ禍の対策が折り返し地点にあることを実感した。この数カ月間、各地の自治体ではワクチン接種に向けた準備が展開され、取材を通してその一端を垣間見ることができた▼ウイルスとワクチン。こうして文字にすれば10文字にも満たないものだが、見えない実態と向き合うにあたっては現場でなければ見えない困難や苦労が多くある。対照的に、綾瀬市で17日に始まった集団接種会場があまりに整然としていたことに驚いた。ゆっくりではあるが着実に、1人またひとりと1回目の接種を終えて会場を後にする。その様子は逆に見ごたえがあった▼取材では、大きな声で窓口の職員に詰め寄る高齢者の姿を見た。力なく、窓口で不安を訴え、当日のキャンセル待ちに期待を寄せる人や、不安でワクチン接種を躊躇する人もいる。ワクチン接種が始まった今、そうした人たちの不安により一層の対策を講じる必要があるだろう▼各地の自治体ではワクチン接種の準備が結実の時期を迎えるが、7月末の高齢者接種完了も一里塚だろう。イベントや通常営業の再開など、地域には様々な未来に向けて準備に余念がない人たちが大勢いる。そんな人たちを見ると勇気がわいてきそうだ。

 

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