座間版 掲載号:2019年5月1日号 エリアトップへ

(PR)

児童養護施設 理事長に聞く 子を巡る時代変化とは

掲載号:2019年5月1日号

  • LINE
  • hatena

 令和の時代がスタートする。次世代を担う子どもを取り巻く環境は、この30年間でどのように変化してきたのだろうかーー。本紙では、緑ケ丘にある児童養護施設「成光学園」の矢部雅文理事長に、変わりゆく時代の背景についてインタビューした。

―令和の時代が始まりますね。

 毎月タウンニュースに連載を載せていますが、先の連載で、「令和元年を児童養護施設(以下、施設)の根幹を作り直す“元年”にしたい」と書きました。なぜ作り直す必要があるのか。それはこの30年間で、子どもの周囲環境が大きく変化し、それに伴い施設に求められる役割も大きく変化したからです。

―どう変化した?

 元々この施設は、戦後孤児など身寄りのない子などを対象に、衣食住の提供の場として始まりました。しかし平成に入り、社会で「児童虐待」が注目されるようになり、当施設でも、虐待によって家族で暮らせない子どもたちの受け入れ先としての機能を大きく求められるようになりました。

 一般的に、子どもが笑うと親も笑いかけてくれるものです。そしてそれが、コミュニケーションの手段や日常的な学習意欲に繋がります。しかし、虐待が行われている家庭だと、「自分が笑うと、親に殴られる」。次第に子どもは笑わなくなり、一般の家庭とはまったく逆の環境で育つことを余儀なくされます。我々職員は、これを少しでも正しい環境に戻すべく、日々奮闘しています。18歳になり社会に出て行くとき、きちんと生活できるようになってほしいからです。

 そして更に時代は進み、ここ5〜6年は「虐待」と一言でくくるのではなく、その要因や背景を「細分化」する傾向が強くなったように感じます。

 たとえば背景のひとつとして、「親自身が虐待被害者」というケースがあります。また、子や親の発達障害などが発端で虐待してしまうケースもあり、それぞれに適した介入が求められている状態です。当施設でも、職員同士連携して、その子に合わせたケアを模索しています。

―細分化することはいいこと?

 細分化し、専門的にケアしていくこと自体は悪いことではないと思います。けれど、「あの子は虐待された子だから」「発達障害の子だから」―― というラベルだけ聞くと、「自分には関係ない」と早々に線引きして理解を止めてしまいがちです。第一印象だけで判断してしまうのは、その子自身の可能性を狭めてしまうことにもなりえます。近隣の方はもちろん、市内の方には、誰かが付けたラベルにとらわれず、目の前にいる「その子」と接して何かを感じてもらえたら嬉しいです。

 新しい時代が始まりますが、子どもたちの未来が決して暗いものにならないよう、我々大人たちが気を引き締めて行かなくてはなりません。

児童養護施設 成光学園

座間市緑ケ丘4‐20-21

TEL:046-251-0128

http://seikou-gakuen.sakura.ne.jp/

座間版のピックアップ(PR)最新6

取扱店(事業者)を募集中

座間市プレミアム付商品券

取扱店(事業者)を募集中

6月28日(金)まで

6月14日号

その悩み、婦人科かも

なぜか体調が悪い…

その悩み、婦人科かも

座間総合病院 帯谷医師に聞く

6月14日号

子どもの発達障害から  「学校での不安」まで

子どもの発達障害から  「学校での不安」まで

0〜18歳まで一貫支援

5月24日号

多様化する家族葬

葬儀Q&A【16】

多様化する家族葬

複数社で比較検討が◎

5月24日号

清々しい新緑を満喫

座間谷戸山公園

清々しい新緑を満喫

あす25日「ネイチャーゲーム」

5月24日号

「令和」に向けて「わきた歯科医院」リニューアルオープン

「令和」に向けて「わきた歯科医院」リニューアルオープン

高齢者、有病者に身体に優しいインプラント治療を

5月1日号

あっとほーむデスク

  • 11月16日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

座間版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

いかに生き延びるか

いかに生き延びるか

防災・減災セミナー募集

7月6日~7月6日

座間版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2019年6月21日号

お問い合わせ

外部リンク