厚木・愛川・清川 社会
公開日:2026.01.30
見つめ直す機会に
茅英樹消防長インタビュー
――愛川消防の特色は
愛川消防では、近年、複雑・多様化する災害に的確に対応するため「消防力の整備強化」と「事前の予防対策」の推進に取り組んでいます。特に救急分野においては「応急手当普及推進の町 愛川」を掲げ、地域の皆様がいざという時に行動できるよう、救命講習を中心とした応急手当の啓発に力を入れてきました。
救急車が到着するまでの間に行われる応急手当は、尊い命を救う大きな力になります。また、本町は外国籍住民の方も多く暮らしていることから「多言語機能別消防団」を創設し、言葉や文化の違いによって、災害時に不安や情報の行き違いが生じないよう、誰一人取り残さない消防・防災を目指している点も、愛川消防の大きな特色です。
――昨年の災害概要は
令和7年中における主な災害件数は、火災8件(前年比4件減)で、内訳は建物2件、林野1件、その他5件となっています。このうち近年、大規模化の傾向がある林野火災は本町において15年ぶりに発生しました。また、救急件数は2662件(前年比82件増)です。増加の背景としては高齢化の進展や熱中症傷病者の高止まりなど、複合的な要因が影響しているものと受け止めています。救助件数は47件(前年比2件増)でした。
――消防発足50周年です
愛川消防は本年、大きな節目を迎えました。この半世紀の歩みは、先人が地域の安全を守るという使命のもと、幾多の困難に向き合い、積み重ねてきた努力の歴史でもあります。その伝統と経験を受け継ぎ、時代の変化や新たな課題にも柔軟に対応せねばなりません。50周年は過去を振り返ると同時に、次の時代に向けて消防のあり方を見つめ直す、大切な節目だと考えています。
――読者へメッセージを
愛川消防は、災害対応力の向上をはじめ「日頃の安心」と「いざという時の備え」の両面から、皆さんの安全を支えてまいります。災害はいつ、どこで発生するかわかりません。消防だけでなく、地域の皆様の防災意識や日頃の備えが災害時には大きな力となります。今後とも、ご理解とご協力をお願いします。
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