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伊勢原 社会

公開日:2012.03.23

相馬市で被災者の心身ケア
国際総合健康専門学校の生徒たち

  • 伊勢原から持ち込んだベッドを使って体をほぐした

 整体師免許の取得をめざす人たちなどが通う「国際総合健康専門学校」(善波/井芹伸浩理事長)の職員と生徒8人が3月14日〜18日、福島県相馬市を訪れ、大野台仮設住宅に暮らす被災者たちに整体を行った。



 自分たちにできる復興支援をとの思いで行われた今回の支援活動。現地で復興支援にあたるNPO団体と同校の井芹理事長が知り合いだったことから場所は相馬市になった。生徒・職員たちは整体ベッドを持ち込み被災者の身体をほぐした。整体は無償で、朝9時から午後5時まで1人30分ほど時間をかけて避難所生活の疲れを癒していった。



 生徒を引率した井芹隆浩さんによると、慣れない仮設住宅に暮らす被災者の多くが肩や足腰の疲れを訴え「夜になっても眠れない」という相談が多かったという。井芹さんは「身体に触れながら会話をすることで、少しの間でも心が休まってくれれば。そんな思いで整体をしました」と振り返る。



 現在、3月22日〜25日の日程で生徒・職員が再び相馬市を訪れている。この取り組みについて井芹さんは「1回や2回でやめてしまっては意味がないと実際に行ってみて感じました。東日本大震災のことを風化させないためにも、今後も定期的に行っていきたいです」と話している。

 

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