子ども科学館の臨時職員として「パターンブロックで遊ぼう」の講座を開いている 佐藤 治代さん 桜台在住 68歳
笑顔生む「なでしこ先生」
○…正方形、正三角形、正六角形…。色の付いた6種類のブロックを自由な発想で組み合わせる。正三角形ふたつでひし形、三つで作った台形を背中合わせにすればリボンの形になる。想像力しだいで無数の幾何学模様が出来あがるこの「パターンブロック」を使った講座を、2012年の10月から子ども科学館で開いている。毎週土日、祝日の午後12時半になると、伊勢原はもとより、厚木、小田原、横浜など県内各地から子どもが集まる。講座は今月で丸3年。「なでしこ先生」の愛称で子どもたちの可能性と向き合ってきた。その原動力は、ずばり「みんなの笑顔」だ。
〇…厚木市に生まれた。小学校から高校まで書道をたしなみ、大学は文学部に進んだ。もともと教育に関心があり、在学中に教員免許を取得。25歳で厚木市の小学校に赴任した。その後、結婚を機に伊勢原へ移り住み、高部屋小、成瀬小、比々多小で教鞭をとった。「子どもたちをはじめ多くの出会いが一番の財産になりました」と教員生活を振り返る。63歳で退職後は、視覚障害者むけの点訳など、学校や地域でのボランティア活動に尽力。現在は夫、子どもと暮らしている。
〇…臨時職員として子ども科学館に入ったのは12年の4月。物づくり教室で子どもたちに指導していた折にパターンブロックの存在を知り、講座を開こうと考えた。一人ひとりのペースに合わせて課題やヒントを与えるスタイルが好評で、今では毎回60人ほどが集まる人気講座になった。モットーは「”やったできた”という達成感を子どもから引き出すこと」だが、「保護者の方もお気軽に参加を」と呼びかける。
〇…趣味は読書と音楽鑑賞。自宅ではイギリスの推理小説を好んで読む一方、ロック歌手のライブ会場に足を運ぶという意外な一面も。「毎日に感謝して、日々楽しくしっかり過ごしたいですね」。やさしい表情で充実の毎日を送っている。
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>