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公開日:2023.04.14
県議選
渡辺氏が4選果たす
投票率は38.80%
任期満了に伴う神奈川県議会選挙の投開票が4月9日に行われ、伊勢原市選挙区(定数1)では現職の渡辺紀之氏(52)が新人の舘大樹氏(45)を破り、4選を果たした。
渡辺氏は自民党公認、公明党推薦で4選に出馬。「もっと、伊勢原をいいまちに」をスローガンに掲げ、伊勢原がもつポテンシャルを活かし、「住みたい。学びたい。楽しみたい。」を軸に世代間交流を深め、伊勢原らしいまちづくりへの取組みを選挙戦で訴えた。
2019年に続き、保守分裂となった伊勢原市選挙区では当初から厳しい戦いになるとの声が上がっていた。投票日前日には河野太郎デジタル大臣、小泉進次郎神奈川県連会長らが応援に駆け付け、渡辺氏支持を後押しした。
投開票日の9日夜には、渡辺氏の支援者や支援市議、陣営関係者などが事務所に駆け付け、開票速報を見守っていた。午後10時20分過ぎ、当選確定が伝えられると事務所には大歓声があがり、歓喜の輪が広がった。
渡辺氏が事務所に姿を現すと、「おめでとう」「よくやった、しっかり頑張れ」などの声援が送られ、選対本部長の旗川英明氏や連合会長の坂本孝由氏らと固く握手を交わした。渡辺氏は支援者らを前に感謝を述べ「皆様との約束をしっかり果たしていく。今日からまた次の戦いが始まるので、走り抜いていきたい。これからの4年間、すべては伊勢原のために全力を注ぎ、もっといいまちにしていきたい」と決意を語った。また、高山松太郎伊勢原市長が駆けつけ、祝いの言葉を送った。
一方、舘氏の事務所では渡辺氏の当確が伝わると支援者らは一様に落胆した表情に代わった。舘氏は「これまでの活動に心から感謝を申し上げたい。私の不徳の致すところでこのような結果になって申し訳ない。結果をきちんと受け止めたい」と挨拶すると「良くやった」と励ます声があがっていた
投票率は38・80%、前回の40・83%を2・03ポイント下回った。
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