伊勢原 文化
公開日:2025.10.15
米作り体験を企画 県神道青年会
農家の苦労と努力に感謝
神奈川県神道青年会が10月11日、伊勢原市三ノ宮のご神田で稲刈り体験を行った=写真。
田植えから稲刈りまでの農作業を体験してもらうことで、普段口にしているお米ができるまでの農家の苦労を学ぶとともに、遥か神話の時代から、お米が無事に実るように神様に祈りを捧げてきた米作りの伝統を知ってもらおうというもの。
この日は朝から雨が降るあいにくの天気となったが、同青年会のメンバーとその家族や一般の参加者、神職を目指す國學院大學の学生らが参加。三之宮比々多神社に参拝後、神社そばのご神田で神職による抜穂祭が執り行われ、祝詞が奏上された。
6月に田植えを行い、たわわに実った「イセヒカリ」の稲穂を、鎌を片手に刈り取った児童からは「すごい、いっぱいなってる」「観て、かえるがいた」などの元気な声があがり、笑顔で稲刈りを行っていた。
2004年に同青年会メンバーとして米作り体験会を企画した比々多神社の永井武義宮司は「農家さんの重労働を改めて感じることができる体験会になっている。食品ロス問題など、実際に米作りに携わると、いろいろ考えさせられる」と話していた。
収穫されたお米は伊勢神宮と県内神社に奉納される。
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