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伊勢原 文化

公開日:2026.01.29

伊勢原の情景、金属工芸で表現
中村綾也さんが市に作品寄贈

  • 寄贈作品「路地懐旧(けんけんぱ…)」を紹介する中村さん(左)

    寄贈作品「路地懐旧(けんけんぱ…)」を紹介する中村さん(左)

  • 左から中村さん、村山さん、石橋さんの作品(中央公民館1階ロビー展示ケース)

    左から中村さん、村山さん、石橋さんの作品(中央公民館1階ロビー展示ケース)

 伊勢原市石田在住のメタルエンボッシングアート作家、中村綾也さん(57)が1月21日、自身の作品「路地懐旧(けんけんぱ…)」を市に寄贈した。作品は今後、市役所内の市長公室に飾られる予定だ。

 寄贈された作品は、2017年に開催された第22回いせはら市展で優秀賞を受賞した力作。素材には錫(すず)などを主成分とする「ピューターシート」が用いられている。専用の工具で金属シートに凹凸をつけることで、重厚感と繊細な立体感を併せ持つ独特の世界観を表現する技法だ。作品には、伊勢原の郷土玩具「大山こま」や市の花「ききょう」などが表現され、どこか懐かしい市内の原風景が金属の輝きの中に浮かび上がる。

 中村さんは和歌山県出身で、大学で美術を学んだ経歴を持つ。結婚などを経て、1989年から伊勢原に移り住み、2015年の市展での受賞をきっかけに本格的な創作活動を開始。「人生の中で伊勢原での生活が一番長くなった。伊勢原を強くイメージして作った作品だったので」と寄贈への思いを語った。

中央公民館で日展入選作を展示

 中村さんは近年、総合美術展「日展」で、24年、25年と2年連続で入選を果たすなど、精力的に創作活動を続けている。現在、伊勢原市立中央公民館で中村さんのほか、村山恵子さん、石橋伸一さんら伊勢原市在住者による2025年の日展入選作品が2月5日(木)まで展示されている。

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