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伊勢原 文化

公開日:2025.11.14

クリエイター岡本和泉さん
スケッチで巡る大山街道
駅ナカクルリンハウスで図録販売

  • 図録を手にする岡本さん(撮影/川崎市大山街道ふるさと館)

 デザインを通じて社会や地域、観光、文化などをつなぐプロデューサー兼クリエイターとして活動している岡本和泉さん(東京都在住)が描いた「大山街道スケッチ紀行」が、11月から伊勢原市観光協会(駅ナカクルリンハウス)で販売されている。本書はB5判24頁(カラー)で、価格は1100円(税込)。

 この冊子は、今年9月に風人社(東京都)から発行された。もともとは、川崎市大山街道ふるさと館で今年に開催された企画展「岡本和泉 大山街道スケッチ紀行」に合わせて作成された図録だ。

 岡本さんは、風人社のウェブサイトで2022年5月から「岡本和泉の大山街道スケッチ紀行」の連載を開始。同社発行の『ウォークマップホントに歩く大山街道』を片手に街道を歩き、スケッチと共に大山山頂を目指す内容で、今年5月に山頂へ到達した。

 本書には、岡本さんが描いた約300枚のスケッチの中から51点が厳選されて収載されている。赤坂御門から大山山頂まで、街道のポイントとなる場所や史跡が詳細なスケッチでつながれており、手元でじっくりと景色を楽しめる。

 岡本さんは「仕事で大山街道の一部はよく取材していましたが、起点から大山阿夫利神社までを完歩したことはありませんでした。3年前にスケッチと共に歩き始め、想像以上の時間と距離でしたが、訪れてこそ知る街道歩きの奥深さは、多くの発見がある愉快な旅でした」と話している。

 駅ナカクルリンハウスでは、関連商品も販売されている。

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