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綾瀬 Histry of あやせ名産品会コラム

公開日:2016.02.26

Histry of あやせ名産品会
短期連載企画 Vol.1
「綾瀬ブランド」確立の道

  • 志澤勝会長

  • ギフトボックス

 あやせ名産品会が産声をあげたのは、1994年6月。前年、市制施工15周年で表彰を受けた「パレ・ド・モンパル」「大久保商店」「高座豚手造りハム」「めるへん」の4店舗で結成された。



 会発足の火つけ役は、高座豚手造りハムを創業した養豚家の一人であり、今日まで会長を務める志澤勝氏。日本養豚協会長職を務めるなど全国規模の取組みを見てきた氏が、「名産品認定委員会のようなものを綾瀬でもできたら」と他3店舗を口説いたという。



 「一過性ではない、市民が親しみを持てるゆるぎない綾瀬ブランドを確立する」という理念のもと品質に徹底してこだわり、祭りなど市内のイベントに積極的に参加して地道な普及活動を行ってきた。



 途中、「めるへん」が休会し「矢部商店」が加入するなど変遷はあったが、22年続けてきた今、地域に根付いているという手ごたえを感じているという。「利があり、情があり、熱がないと取組みは続かない。趣旨を理解し、共に歩んでくれた仲間がいたからここまでこれた」と胸の内を語る。



20年迎え次のステップへ



 同会では設立20年を機に、会の活動と加盟店舗を紹介する動画作製や、より目を引くようリーフレットデザインを一新するなど新たな取組みに注力している。今まで個別でしか買えなかった名産品を化粧箱に詰めた「ギフトボックス」もこの一つ。ボックスは地方への発送だけでなく、地方からも注文が入るなど着実に実績を伸ばしている。



 志澤会長の原動力は、「綾瀬をもっと良くしたい」という思い。「ふるさと納税や専用販売所設置など、やりたいことは色々ある。名産品を活用し、地域の発展に繋げたい」と展望を語った。

 

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