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綾瀬 意見広告

公開日:2016.05.27

「活力と魅力に満ちた綾瀬」を創造するために
寄稿
【2】産業の活性化を考える
古塩 政由

メイド・イン・アヤセ

 地域の活力の源泉は、何と言っても産業の活性化です。特に綾瀬市は政令市に次ぐ県内第4位の工業事業所が集積し、ものづくりのノウハウや技術が分厚く存在しています。

 この利点を活かして新製品開発や共同受注を推進し、「メイド・イン・アヤセ」の製品を全国レベルに展開していくことが重要です。平成29年度の(仮称)綾瀬スマートインターチェンジ開通により、全国展開がより一層容易になります。

 近年、あらゆるモノがインターネットでつながる「IoT」がものづくりの現場にも入ってきましたが、今年2月にスタートした「綾瀬工業データベース」はそのスタートラインとも言えます。これからは中小企業であってもデータベースをより緻密なものにし、ニーズに合わせれば、新たな技術革新を担う「小さな世界企業」が綾瀬に誕生することも可能だと思います。

都市型農業の推進

 綾瀬市役所の南側には広大な農地があり、この農地を農業振興だけでなく観光資源としても活用していくことが必要です。綾瀬の農業は大消費地である首都圏に立地しているだけでなく、インターチェンジ開通により更に優位性が高まっていきます。綾瀬産農産物をブランド化し、全国に広くPRする。そのためには、農地の集約と効率的な経営が求められます。

 また、生産、加工、販売・サービスを一手に行い、農産物の付加価値を高めて、所得向上や雇用創出につなげる六次産業化も重要です。そのためには多くの人が集まる「道の駅」のような施設や、「観光農園」などを整備していく必要があると思います。

ロケ地と観光

 綾瀬でロケ地誘致が始まって2年。すでに60件もの撮影実績があります。映画やドラマの撮影地はファンにとっては聖地。このロケ地を綾瀬の観光資源として整備することで、多くの観光客を呼び込むことができます。そして観光客のニーズに応える商業施設や綾瀬らしい名産品やグルメなどの開発が必要と考えます。

古塩政由

神奈川県綾瀬市吉岡東4-12-37

TEL:0467-39-6991

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