深谷中の法鏡山大法寺で11月12日に「法燈継承式」が執り行われ、51世の高野教充住職(65)から、52世池重忠住職(35)に同寺が継承された。
当日はこの地域のトップである宗務所長をはじめ、2人に近しい僧侶や兄弟などが列席。厳かな雰囲気の中で式典が進められ、辞令伝達と法燈継承が行われた。
大法寺は1395(応永2)年に、開山上人が開いたとされる約620年続く日蓮宗の寺院。「日蓮上人が江ノ島で処刑される際、首を切ろうとした侍の刀に雷が落ち一命を取り留め、日蓮上人が佐渡に流される途中で休まれた『淡島明神堂』が、大法寺の由来」と高野住職は話している。淡島明神堂は現在、同寺の本堂横にあるが、かつては落合にあったとされている。