地域課題の掘り起こしや地域福祉活性化の継続的な学習機会を設け、福祉のまちづくりを実践する人材を育成するための講座「あやせ地域づくりカレッジ」が、10月7日に開講した。初日となったこの日は来場自由の公開講演会が行われ、多くの聴講者が訪れた。
子育てや子どもの安全・安心、生活不安、退職後の過ごし方、介護など地域社会の課題解決のために活動する市民活動団体の担い手育成を目的とした事業。保健福祉プラザ開所に合わせ企画された取り組みで、初回と第5回の公開講演会に加え、申し込み受講者を対象に座間・大和・平塚の3市で行われている様々な取り組み視察も行われる。
この日は、助成財団センター理事長や市民社会創造ファンド運営委委員長を務める山岡義典法政大学名誉教授を招き、「真に豊かで魅力と活力あふれる地域社会の実現」をテーマに講演。中央ろうきんが行っている助成プログラムを事例に、各地に展開する多様な市民活動や、その意味と組織化の過程、地域社会における市民活動の役割などが話された。