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綾瀬 コラム

公開日:2019.07.12

10代の投票率伸びず
市議選 19歳は8割棄権

 7月4日に参議院議員選挙が公示された。同3日現在の綾瀬市の選挙人名簿登録者数は6万8558人。18歳と19歳の数は合わせて約1500人。過去の選挙をひも解くと意外な事実が浮き彫りなった。



 2016年に18歳まで選挙権が拡大された。同年7月の参院選が「18歳選挙権」の最初の国政選挙となり、10代有権者の動向が話題となった。



 この年の参院選の綾瀬市の10代投票率は49・91%で県内19市中6番目の低さだった。お隣の海老名市は57・90%で19市中4番目に高かった。



 翌年の衆院選は38・97%で19市中3番目の低さ。ここでも海老名市の48・62%は19市中3番目に高い投票率だった。



 地元選挙に目を移すと、今年4月の綾瀬市議選の全体投票率は39・95%で過去最低を更新するなか、18歳の投票率は28・99%、19歳では8割が棄権する20・00%だった。加えて20歳代の投票率も低迷しているという。



市選管では、市内高校に出向くなど啓発活動を実施しているが、多感な10代の心をにわかに動かすのは至難の業だ。



 今回の参院選の啓発テーマは「考える、きっかけ」



 4年後や8年後、12年後にまで思いを巡らせば、現在の中2(14歳)や小4(10歳)、未就学児(6歳)にも啓発の目を向ける必要がありそうだ。

 

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