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神歯大附属病院 肝臓のリスクを早期発見 先進の検査装置でチェック
人体で重要な働きをする”腎臓”と”肝臓”。これにまつわる健康情報を届ける3回シリーズ。第2回のテーマは肝臓。神奈川歯科大学附属病院消化器内科の古出智子医師=写真=に聞いた。
肝臓は摂取した栄養を蓄えるとともに有害な物質を解毒する役割を持つ。人工的な装置では代用できず、替えが利かない。「沈黙の臓器」とも表現され、ダメージを受けても症状が現れないため健康診断などで数値に異常が見られても放置してしまいがちになる。
異常の一つに脂肪肝がある。「肝硬変や肝細胞がんに至る心配はないとされていたが、近年そうではないことが分かってきた」と古出医師。脂肪肝炎や肝硬変へと進行する可能性のある「非アルコール性脂肪性肝疾患」という概念が生まれ、推定で2千万人の潜在患者がいるとされる。
肝臓の状態を調べるには肝硬度測定検査(フィブロスキャン)が有用という。痛みや副作用のない数分間の検査で、肝臓の硬さや脂肪の程度が測定できる。県内に数台しかない装置が同附属病院にあり、検査を行っている。「脂肪肝や脂肪肝炎は現時点では特効薬がない。早期診断と地道な減量が有効」と古出医師は話している。
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